1年生では、高校化学から大学の化学へのスムーズな移行を目指して、無機分析化学・有機生物化学・物理化学の主要三分野についての基礎科目群・6教科を用意しています。
さらに、化学科独自のカリキュラムとして、物理化学初等演習と呼ばれる演習が一年間に亘って行なわれ、教官による丁寧な指導が行なわれています。
化学は、実験を重視する学問です。そこで、一年生から、基礎的な化学実験を行なうことにより、実験技術の向上を目指します。
2~3年生では、主要三分野のより深い講義群+演習が用意されています。化学科独自の講義課目としては、宇宙化学、環境化学等が挙げられます。実験については、化学専門実験があります。
成績が優秀、かつ、定められた基準を満たした学生には、早期卒業制度を選択する権利が与えられ、3年生で大学を卒業することが出来ます。この早期卒業の制度においては、大学院修士課程の入学試験に合格し、進学することが要件となっています。
このようにして基礎作りが終了すると、4年生の一年間をかけて大学生活の中のハイライトとも言える卒業研究を行います。11研究室の何れかに属し、教官のマン・ツー・マン指導の下、全く未知の研究に取り組みます。
3月には卒業研究発表会が行われ、一年間の研究成果を報告します。ここでは、化学科の全教官が出席し、学会を思わせるような熱い雰囲気の中で、研究成果に対する質疑応答が行われます。優れた研究成果は、国内外の学会や国際的な学術雑誌で発表が行なわれます。